コレルリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタト短調op5-5
Vn:エドヴァルドメルクス
コレルリの短調作品はどれもそこはかとない哀愁を感じます。
作品5のヴァイオリンソナタはCDの種類も増えてきましたが
いまだメルクスをこえるものはないようです。
この曲では通奏低音にチェンバロを使わず
オルガンとチェロで演奏しています。
第1楽章 アダージョ ト短調
きわめて哀愁に満ちたアダージオで始まります。
17世紀の曲には珍しいくらい情緒的です
オルガンの音が神秘的にさえ聞こえます。
第2楽章 ヴィヴァーチェ ト短調
早いテンポのフーガのようです。
でもバッハみたいに窮屈なもんじゃないです
第3楽章 アダージョ ト短調
この曲は全楽章がト短調なんですが
この楽章は細かく転調してるみたいです
穏やかな気分に満ちています