ハイドン:交響曲第3番ト長調
ハイドン没後200年 ということで
ドラティのハイドン交響曲全集が33枚組¥6990
なかなか聴く機会のなかった初期の曲を初めて聴いた
交響曲というからには4楽章ないとなんか聴いた気にならないわけで
1番と2番は楽章が3つで序曲のように感じるが3番はメヌエットつき
全体で17分以上かかるのでボリュームもある(ドラティは早めのテンポで17分弱)
第1楽章:アレグロ ト長調 5’18”
いかにも古典派の交響曲 という感じの明快なアレグロ
提示部は反復されるので曲の構成もわかりやすい
第1主題は G D E C と全音符が4つ連続するわかりやすい主題
第2楽章:アンダンテ・モデラート ト短調 6’18”
1番と2番は全楽章長調だったけど ここで短調の楽章 しかもト短調
のちのモーツァルトの作品をどうしても連想する
6分以上かかるので長く感じる
第3楽章:メヌエット ト長調 3’11”
典型的なメヌエット というべきか
第4楽章:フィナーレ アラ・ブレーヴェ ト長調 1’59”
フィナーレは短い あっというまに終わる
CD付属の冊子には書いてないが WebKANZAKI によるとアレグロらしい
前半の2つの楽章が長く、フィナーレが短いのでバランスが悪く感じるが
古典派の交響曲はそういうのが多いみたいだ
楽器編成も小さく、弦楽器が主体なので
ロマン派以降の交響曲に慣れているとどうしても物足りなさはある