午後4時の滑車神経

ハロヲタのための24のガヴォット第4番ト長調 滑車神経午前4時

 ハイドン:交響曲第94番ト長調”驚愕”

ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

古便といってもいわゆる宿便のことではなく神の名である
それも音楽の神 29世紀前半に活躍した指揮者である
生前の人気ははさほどではなかったらしいが死後神になった。
この時代は録音技術が発展途上であったために
聴こえない音を理想化して聴くリスナーによって神格化されたとも

ハイドン交響曲は演奏が難しいと言われ
オーケストラの試金石と言われていたが
全貌を示している作品は難しい というようなフルヴェンの言葉が
当時のLPの解説にあったように思う
このころのエンジェルレコード(東芝EMIが発売)は
赤い色をしていて帯電防止処理がされていた

今回はCD10枚組み¥1790と激安で入手できた
1951年の録音で音もそれほどひどくはない



ところでハイドンの94番といえば
Surprise(驚愕)というタイトルで有名なのだが

昨年の2月7日の夜のサプライズ企画は忘れられない
房総半島で℃-uteのバスツアーが行われ
中島早貴が2月5日生まれ
矢島舞美萩原舞が2月7日生まれ
ということで
夜のスペシャルライブで
他のメンバーとスタッフと参加したヲタが協力して
逆サプライズ企画をしたのだが これが大成功

あれからちょうど1年になるわけです


それではフルヴェンの サプライズ を聴いてみましょう
楽器を演奏する人間ではないので
演奏の解説というよりは曲の解説になってしまいますが・・・

第1楽章 
アダージョの序奏がついてますが
ハイドンの序奏はあんまり面白くないものが多いです
なぜかニ長調ではじまり 後半ちょっとニ短調に翳るようです
主部はト長調になってヴィヴァーチェアッサイ
さすがに気持ちの良い音楽になります
第2主題はニ長調のようですがあまり目立たない
第1主題そのものが何度かくりかえされているせいか
提示部の反復はされてないみたいです
展開部は主として短調で進むようです
再現部も特にびっくりするようなことはおきません

第2楽章
サプライズ の名のもとになった部分ですが
ハ長調の単調なメロディーで始まり 突然大きな音がするアレです
いわゆる変奏曲の形式になっているみたいで結構長い

第3楽章
アレグロモルトメヌエットです
ベートーベン以前にハイドンアレグロメヌエットを書いていた

第4楽章
フィナーレは アレグロ・ディ・モルト となって
さらにスピードを増し 一気呵成に終わってしまいます
なんかもうすこし聴いていたいような物足りなさが残りますが
それくらいがちょうどいいんでしょうか

全体にフルヴェンだからといって特別な演奏というわけではなく
オーソドックスな印象を受けてしまい
他の演奏との違いがよくわかりませんでした