午後4時の滑車神経

ハロヲタのための24のガヴォット第4番ト長調 滑車神経午前4時

 ハイドン:交響曲第8番ト長調”晩”

miyabi0042009-03-14

アンタル・ドラティ指揮、フィルハーモニア・フンガリ

ハイドンの6番から8番までの交響曲

”朝” ”昼” ”晩” というサブタイトルがついていて
調性は 朝がニ長調 昼がハ長調 晩がト長調
このへんの選択も面白く ヴィヴァルディの四季を思わせるけれど
どうもこの三部作 交響曲というよりバロック時代のコンチェルトグロッソに近い

初期の交響曲の中では人気があるらしく
30番までで名曲解説全集に掲載されているのは
1番とこの三部作だけである


英語の morning にあたる日本語は 朝 しかないけれど
英語の evening にあたる日本語は 夕 と 晩 がある
似たような意味だろうけど
朝 昼 夕   よりも  朝 昼 晩   のほうが響きがいい


子供の頃は よく   ばんげ  という言葉が使われていた

夕食 という意味ではなく 単に夕方 という意味だったように思う


もうばんげやでかえりゃー


とか


ばんげやでくりゃーわ

ばんげはあぶにゃーで



とか  暗い  という意味が含まれていたみたいだ



そろそろ曲の解説のほうに行きましょうか

第1楽章:ト長調 アレグロモルト
急速な3拍子 夜のはじめころ は慌しい時間だからでしょうか

第2楽章:ハ長調 アンダンテ
短調にはならず 下属調ハ長調
夕食の時間なのか のどかな音楽で
ファゴットやチェロなどの独奏楽器が活躍します

第3楽章:ト長調 メヌエット
夕食後は舞踏会 なんでしょうか

第4楽章:ト長調 プレスト
最後は嵐 です 
でも短調にはならず 結局4つの楽章すべてが長調