午後4時の滑車神経

ハロヲタのための24のガヴォット第4番ト長調 滑車神経午前4時

今日も夢見る(万里村れいとザ・タイム・セラーズ)



♪あの日の海は 二人のために輝き
 あの日の山は 二人のためにそびえてた
 あの日のすべてを 今日も夢見る
 誰も知らない 誰も知らない 寂しがり屋の 若者の心


CS放送でよく流れているけれど
昔よく耳にしたのは モダンフォークフェローズ だったような

とにかく昔の歌集なんかによく載っていて
夏のキャンプとかでよくギター伴奏をした記憶が・・・

曲としてはなかなかいいですね
こういうムード歌謡っぽいアレンジじゃなくて
素朴なフォークっぽいアレンジのほうが生きると思うし
キャンプファイアーなんかで大勢で歌うとなかなかしんみりする


そんなわけでつい最近までよく弾いたり歌ったりしてたんで
それほど古いと思わないんだけど
1968年となるともう41年も前なんですよ
それこそ高度成長の真っ只中というか
ニッポンがまだ日本だった時代
ラーメンがまだ35円で食べることのできた時代
市電があちことを走っていた時代
コンポーネントステレオの説明に苦労した時代
オープンリールのデッキでエアチェックをしていた時代
エレキを弾くと不良だと思われた時代
トリス といえばウィスキーのことだった時代


この曲はアマチュアの作品をプロが補作したものらしいけど
どことなく前年の1967年に出た
”世界は二人のために” の影響を受けてるように思える

オリジナルでは
父も知らない、母も知らない、淋しがりやの若者のこころ
だったらしいが 商品として売るために
誰も知らない 誰も知らない 寂しがり屋の 若者の心 という
耳障りのいい歌詞に変えられてしまったらしい